「もっとほしい」は”心の引き算”が原因かも!?
彼女(彼):「もっと私(僕)のこと、愛してほしい」
彼(彼女):「えっ!?君(あなた)のこと、すごく愛してるよ。これ以上、どうしたらいいの?」
愛に限らず、応援、信頼、協力、評価、報酬など、様々なものに関して、一方は十分与えていると言い、もう一方はいやいやそんなに受け取っていないと言う。そんな人間関係を、カップルに限らず、家庭でも職場でもよく見かけます。どうしてこのようなギャップが、両者の間に生まれるのでしょうか?
それは、与える側の”十分”という基準が低すぎたり、
受け取る側の受信機能が、うまく働いていないからかもしれません。
でも、「もっと◯◯してほしい」というコミュニケーションは、意外とうまくいきにくいもの。普段から十分にコミュニケーションが取れて、お互いに理解し合えていれば、どうしてほしいのかがストレートに伝わっていいのですが、その段階に達していない関係では、「(あなたに)もっと◯◯してほしい」というのは、「あなたがやっていることは不十分だ」という相手への非難にもなりかねないからです。そのように非難されたと感じた相手は、あなたが望むものを与えてくれるはずがありません。
では、どうしたらもっと受け取れるようになるのか?心の器が満たされるには、どうしたらいいのか?
僕がカウンセリングでクライアントさんにオススメしているのは、”心の引き算”をやめて、相手が与えてくれているものをまずは100%受け取ることです。ちょっとわかりにくいと思うので、僕自身の体験談を挙げましょう。実は、以前の僕は、妻が仕事面でも精神的な面でも、これ以上できないというくらい、いろいろサポートしてくれていたにも関わらず、自分のことを十分に応援してくれていると、感じられないでいました。もちろん頭では応援してくれているとわかっていたのですが、どうしても心からはそう感じられなかったのです。
なぜ十分に応援してくれていると感じられなかったのか?その原因が、僕の場合、母親との関係にありました。当時僕は、母親が僕のことをわかってくれている、100%応援してくれているとは、思っていませんでした。それもそのはず。僕は、自分の活動やこれからやりたいこと、辛かったことや苦しかったことなどについて、ほとんど母親に話していなかったからです。自分が話してもいないことを、理解してもらえるはずがありません。応援も同じです。
そこで、実家に帰り、母親ととことん話しました。幼少期の辛かったこと、仕事で特に苦しかったこと、これからやろうとしていることを何時間もかけて話しました。なかには、子ども時代、以下に親の振る舞いで自分が傷ついたかなど、母親が聞きたくない話もありましたが、それも聞いてもらい、ごめんね、と言ってもらいました。
そうやって心の泥を吐き出して、母親かの応援を受け取ると、あら不思議、妻は何も変わっていないにもかかわらず、妻からの応援が十分に感じられるようになったのです。何が起こったかというと、妻との間で起きていた心の引き算、母親との関係を癒すことでやめることができたのです。今では、妻が一番の理解者であり応援者であると感じられるようになりました。
あなたが、誰かに「もっと◯◯してほしい」と思ったとき、ひょっとしたら、以前の僕と同じような”心の引き算”が、知らないうちに起きているかもしれません。「もっと◯◯してほしい」というリクエストは、とっても大事なのですが、それを伝える相手は、少し慎重になる必要があるでしょう。
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